大原は京都市中心部の北東に位置する場所。京都市中心部から遠く離れ、茅葺屋根も残る家並み、田畑や、山や川の景観がどこか懐かしい景観で、京都市中心部とはがらりと変わる、のどかな景観がある。歌で有名な大原三千院をはじめ、平家物語の舞台にもなった寂光院などもあって、寺社巡りも心を弾ませるものがある。自然が美しいので、晴れた日は散歩がとても楽しい場所だ。

お寺と神社　　　街　　　紅葉　　桜　　　花　　雪　　祭り　　宿泊

大原の、お寺と神社の紹介。

三千院
三千院（さんぜんいん）。平安時代、最澄が建てた延暦寺の小堂に始まり、たび重なる移転の後、明治の初め、現在の場所に移ったという。『大原　三千院』とは、１９６０年代『女ひとり』という歌で、とても名の知れた寺院。

勝林院
勝林院（しょうりんいん）。勝林院は、835年円仁によって開かれたという古い寺。近くに、勝林院の塔頭の、庭園が美しい、宝泉院と、実光院の２院がある。
◇塔頭：宝泉院　実光院

寂光院

その他、お寺と神社
◇三千院周辺：
　来迎院
◇大原草生
　寂光院
◇その他、大原の南にある寺社
　梅宮神社　飯導寺神社　智蔵院　江文神社

大原の、街について。

音無の滝
音無の滝（おとなしのたき）。来迎院を更に山の中にいったところにある。小野山の中腹にあり、３〜４ｍの高さがある美しい滝。平安時代、良忍が呪文を唱えるため、水音を止めたという言い伝えからこの名がついた。

後鳥羽天皇・順徳天皇御陵
後鳥羽天皇大原陵と、順徳天皇大原陵。後鳥羽天皇は鎌倉時代初期に活躍した人で、上皇の時、鎌倉幕府に反旗をひるがえし、承久の乱を起こし敗れ、隠岐に島流しとなった。順徳天皇は、後鳥羽天皇の子にあたり、後鳥羽上皇に同調したため、佐渡に島流しとなった。敷地内に法華堂がある。
◇法華堂

しそ畑
大原は日本一のしそ畑。大原の地形や気候などがしその栽培に適しているという。しその品種は、先祖伝来の色・網地・香りのよいちりめん種を守り育てている。大原伝統のしば漬けや梅干しなどの材料に使われる。

京漬物の里
京の漬物は、京の食文化として伝統の味が受け継がれてきた。なかでもしば漬け、すぐき、千枚漬けが京の三大漬物と呼ばれている。大原野里はしば漬けの発祥地。すぐきの特産地として京漬物の里になっている。
◇大原周辺の街並み

その他、大原の街、自然について

◇菜の花畑　　朧の清水

大原の、紅葉の紹介。

来迎院
来迎院は、聖応大師良忍が、建立したお寺。幾度か、焼失・再建の歴史をたどり、今の建物は、室町時代末期の建物だという。来迎院は紅葉が美しい。
鐘楼、本堂の裏と・・・境内は紅葉に包まれる。

その他の紅葉
大原は、紅葉の名所も多い。
◇三千院　宝泉院　実光院　寂光院

大原の、桜のきれいな場所の紹介。

宝泉院の桜
宝泉院は勝林院の塔頭で、庭園が美しく、柱と柱の間から見える、『額縁庭園』が美しいところとして有名。宝泉院には、入口などに見事な八重桜などもあるが、やはり額縁から見える山桜が美しい。

大原、その他の桜。
◇普通の桜：三千院　寂光院
◇寒桜：実光院

大原の、桜以外で、花の名所を紹介。

大原三千院の紫陽花
三千院は紫陽花も有名。境内のあじさい苑には三千株以上もあるという。小紫陽花、山紫陽花、星紫陽花などの種類がある。6月中旬から7月初めまで、三千院ではあじさい祭りも行われる。

大原の、雪景色を紹介。

大原の雪景色。貴船や鞍馬と同じように大原も寒いので、美山などに比べれば全然だけど、京都中心部に比べ、冬場は雪景色に見舞われることも多い。
◇三千院　来迎院　宝泉院　実光院　勝林院　寂光院

大原の、祭りを紹介。

大原の祭り。
2月 三千院 幸せを呼ぶ初午大根焚き（三千院）
4月 不動大祭 さくら・しゃくなげ祭（三千院）
4月 大原女まつり（寂光院〜勝林院）
6月 あじさい祭り（三千院）
8月 三千院 万灯会（三千院）
9月1日 八朔祭（江文神社）
11月 三千院 もみじ祭（三千院）

大原の宿泊。大原は、有名な観光名所なので、宿の選択肢も多い。のんびりと、ゆったりできる宿を選ぶとよいだろう。
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大原温泉湯元　京の民宿　大原の里
TVや雑誌等のメディアにも数多く取り上げられる！大原名物『味噌鍋』発祥の民宿。寂光院の近くにあって、静かな場所にある。

大原温泉　湯元のお宿　民宿大原山荘
京都駅から一時間程、静かな洛北の地で山々とせせらぎに包まれて普段より湯っくり湯ったり過ごすことができる。こっちも、寂光院の近くにあって、すこぶる近い。

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