三尾から京北に行く途中に、小野郷という場所がある。京都の中心部から車で30分もかからないこの場所だけど、小野郷には木々が生い茂ったとてもの田舎がある。今どきのコンビニもみかけることはない。
小野郷は古くは小野氏（700年頃〜平安中期）の治めた場所で栄えたところ。『西の鯖街道』といって、日本海の若狭から京に入る道の経由地でもあった。
近年は銘木北山杉の産地として、林業の街になっている。
小野郷は、隣り合わせている中川地区、雲ヶ畑地区と合わせて北山三村ともいう。

お寺と神社　　街　　　祭り　　宿泊

小野郷の、お寺と神社の紹介。

岩戸落葉神社
岩戸落葉神社は、朱雀天皇の娘「落葉の宮」を祭神している。
岩戸社と落葉社の2つの社からなる。
落葉の宮は源氏物語に登場し、夫が不義の恋で死去したため、
傷心でこの地で隠れ住んだといわれている。　
岩戸落葉神社は、秋はイチョウの紅葉で美しいところ、地面は、名前の通り真っ黄色のイチョウの落葉でうまり、黄色い景観となる。

瀧澤寺

その他、お寺と神社
あまり目立っていないが、小野郷にはほかにも奥ゆかしい歴史のある寺社がある。
◇瀧澤寺：小野宮ノ上町の北にある。
◇光明寺：静かなお寺。
◇道風神社（どうふうじんじゃ）：小野道風を祀る。
◇大森賀茂神社：大森地区にある森の中にある神社。
◇龍澤寺：田の先の森の中にあるお寺。

小野郷の、街を紹介。

小野郷の集落
小野郷の集落（おのごうのしゅうらく）。北山杉の林業がさかんな、北山山村のひとつであって、今は、京都市右京区に属する。小野郷は、杉坂、真弓、小野、大森からなり、この地は、古代より小野氏の領地であって小野氏とのかかわりが深かったという。冬は、雪が多いところだ。

清滝川
桂川の上流を流れる清滝川。高雄、槙野尾、栂尾をへて、小野郷にも走っている。集落の真ん中を走り、川と小野郷集落は密接な関係。のどかな雰囲気をだしてくれる清らかな借景となっている。

小野郷の、祭りを紹介。

小野郷の祭り
◇小野郷の夏祭り：
8/15に行われる、盆踊りのようなもの。
◇岩戸落葉神社のライトアップ：
紅葉の時期の1日、岩戸落葉神社のライトアップが行われ、歌や踊りのイベントがある。

小野郷の宿泊所はない。京都方面に戻って泊まるといいだろう。

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